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お彼岸におはぎを食べるのはなぜ?ぼたもちとの違いは?いつ食べるの?

生活

お彼岸になると、おはぎがスーパーにたくさん並びますよね。逆におはぎを見て「あっ!そろそろお彼岸だ」と気が付くこともあります。

 

彼岸といえばおはぎという感じになっていますが、なんでお彼岸におはぎを食べるんでしょうね。また、おはぎとぼたもちのように同じようにもち米とあんこの組み合わせなのに名前が違うのはなんでなんだろう?

 

そんな疑問を子供のころの「なんで?どうして?」攻撃をして明治生まれのおばあちゃんに聞いたことがあります。同じことを自分の子供に聞かれたときに、ちゃんと答えられて子供に「知らない、調べておく」などといわないで済んで良かったとホッとしたんですよ

 

もし、昔の私のように「なんで?どうして?」攻撃をお子さんにされているなら、おばあちゃんが話してくれたことを書きだしておきますので参考にしてください。

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お彼岸におはぎを食べるのはなぜ?

子供のころは、お彼岸になるとおばあちゃんが「ぼたもち」を作ってくれたんです。美味しいんですけど、すごく大きくって1つ食べるのがやっとだった思い出があります。

 

そのおばあちゃんに、なんでお彼岸だとぼたもちを作るのと聞いたことがあります。

 

「お彼岸には遠くに行ってしまった仏さまが、家族に会いにきてくれるから、貴重な砂糖を使っておもてなしをするんだよ」と教えてもらいました。

 

私が子供のころは砂糖が貴重品と言うほどではなかったので、「お砂糖って貴重なの?」とビックリしていたら、「ズーッと昔のことだよ」と言って、おはぎについて話してくれたんです。(おばあちゃんは、おはぎのことをぼたもちと言っていた)

 

仏さまは、お釈迦様のところで幸せにしているんだけど、お彼岸やお盆に自分の子供や孫たちが困っていないかとか元気でいるか心配して会いに来てくれるんだよ。

 

そうやって亡くなっても心配して遠くから来てくれる仏さまに、甘いぼたもちを作ってありがとうってお供えしてきたの。

 

貴重な砂糖を使うためなら何でもいいってわけじゃなく、逆にあんこを作るための小豆を使うことが大切だったんだよ、小豆には悪い者をはねのける力があるって昔から言われているからね。

 

「悪い者?」「幽霊に悪い者って?」

「鬼とか妖怪と思っていればいいよ」と言われましたが、大人になってそれは、邪気のことだと分かりました。

 

こんな話を子供のころに聞いていたからなのか、お彼岸やお盆の時は、ちょっと怖かったんですよ。

おはぎとぼたもちの違いって

おばあちゃんが作るぼたもちは、おにぎりくらいに大きくて、小豆のつぶが残っているものだったんです。

 

春の彼岸、秋の彼岸のどちらも同じものを作っていました。

だから「ぼた餅」を和菓子屋さんで見たときは小さくてツヤツヤしていたので、まるで違うものだと思っていました。

 

和菓子屋さんには、よく買い物に行かされていたので、お店の人におばあちゃんのぼたもちと違うことを聞いてみたんです。

 

そうしたら、大きさは家庭で作るから大きくなっちゃうんでしょうけど、「ぼた餅以外にもおはぎっていうのがあるのよ」「春にはぼた餅で、秋にはおはぎを作るの」と、季節によって違うものがあることも教えてくれました。

 

詳しく聞くと、ぼた餅は春に咲く牡丹の花から名前がついたと言われ、秋のおはぎは萩の花からとも言われました。

 

ぼたもちのことは、「ぼた」って落ちるお餅のことだと思っていたので、話を聞いたときには恥ずかしかったです。

 

なんで、名前を変えたり、作り方を変えたりと面倒なことをするのかも聞いたら

 

「小豆というのは9月に収穫して、できたての小豆は皮まで柔らかく煮れるから粒あんにしておはぎにするの、秋に収穫した小豆は春には少し皮が硬くなってしまうから、皮を除けて作るさらしあんにして、ぼた餅にするのよ」

 

「おはぎは、つぶつぶしていて萩の花みたいに見えるからおはぎって名前が付いたのかもね」

と、教えてくれました。

ぼた餅は牡丹の花に見えない・・・・

でも、おばあちゃんのぼたもちは大きさだけは牡丹に見えるかも

 

この話を聞いたのが6年生くらいの頃だったのですが、しっかり覚えていました。

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お彼岸のおはぎはいつ食べるの?

おばあちゃんがぼたもちを作るのはお彼岸の中日だったので、いつも中日のお昼ご飯にしていました。

 

なぜ、中日に作るのか?

 

おばあちゃんの娘や息子、私にしてみれば伯父さんや伯母さんたちがお彼岸参りに来るのが中日だったからじゃないかと思っています。

 

お盆は、迎え盆の日の夜に伯父さんや伯母さんなど親戚が集まってきてお酒を飲みはじめますが、お彼岸はどちらかというとお昼に集まってきて、お墓参りをしてからお仏壇へもお線香をあげて、お昼ご飯って感じになっていたので、人が集まるときじゃないとたくさんのぼたもちが食べきれないですもんね。

さいごに

お彼岸にお供えするおはぎも、最近はキナコ味やゴマ味が多くなってきました。子供のころは甘いおはぎが大好きでしたが、大人になってくると甘すぎるものは避けるようになったからかもしれません。

 

おばあちゃんのぼたもちが食べられなくなって数十年経ちますが、あの味は忘れられませんね。

 

食べてないから美化しているだけかもしれないけど

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