自転車がパンクしてしまうと、修理してもらうために自転車屋さんに持って行かなきゃと思いますが、格安で購入した自転車やそのお店で買っていないと、修理を断られることがあるんです。
また、自転車屋さんまで持って行くのも大変ですよね。それなら自分でパンク修理をしてしまいましょう。
自転車のパンク修理は、やり方さえわかれば難しいことはありません。まずはどんな道具が必要なのかと修理の手順をお話しします。
自転車のパンク修理は自分で出来る?
自転車のパンクを修理するのに、難しいことはありませんが、あえて言うなら面倒だなと思うことです。
前輪ならそれほど面倒なことはありませんが、後輪になると外す部品が多いので時間がかかります。
それでも時間がかかるだけで難しい作業というものはないから挑戦してみるのも楽しいですよ。
自転車屋さんにパンク修理を依頼すると、前輪で500円から1500円くらいの幅があり、場合によっては断られます。
何故断られるのかと言うと、小さいお店では夫婦や親子など少人数で運営していますから自転車の整備を含め自分のところで売った自転車を優先しています。特に小さく昔からやっている自転車屋さんにいる頑固おやじは自分の売った自転車なら万全のフォローをするけど売っていない物には見向きもしない傾向がある気がします。
というか、手がまわらないのではないかと思うんです。
また、他店で購入してメンテは自分のところと言う場合には心情的に後回しにしたくなる気持ちもわかりますよね。
お客さんからはパンクの穴を塞ぐだけだろうと思われるけど、その為には自転車をバラさなきゃいけない面倒があります。
自分で後輪のパンク修理をしてみると分かりますが、この面倒さだったら1500円払ってもお願いしたいと思うはずです。
私は、自転車屋さんまでパンクした自転車を押して行く方が大変だったからパンク修理を自分でやるようになったんです。
最初は自己流だったので失敗もたくさんやりました。そのおかげで何に気をつけなければいけないのかが分かるようになったんですよ。
今では、前輪のパンク修理なら10分くらいで出来ます。
自転車のパンクに使う道具はどんなものがあればいい?
自転車からタイヤを外すための工具とチューブの穴を塞ぐためのパッチなどが必要になります。
ナットを回す工具とドライバーなどがあれば間に合いますが、もう少し詳しくサイズなどを説明しますね。
パンク修理に使う主な道具
工具とパンク修理セットは自転車のパーツを扱っているお店などにありますが、100均のものでも十分使えます。
タイヤを止めているナットは前輪が14㎜で後輪が15㎜になります。
空気を入れるバルブを止めている薄いナットは10㎜です。
また、マイナスドライバーはナットカバーを外す時に使います。(薄い金属のものがあればマイナスドライバーにこだわらなくてもいいです)
工具と共に写っているタイヤからチューブを取り出す時に使うもの(タイヤレバー)は、100均のパンク修理セットに入っていたものです。
プラスチックのものと鉄のものがありますが、どちらも使い勝手はかわりません。
後輪を外す時には8㎜のスパナかメガネレンチも必要になります。
それぞれのサイズを用意するのは大変な場合には画像にあるようなモンキーレンチでも使えますが、バルブを外す10㎜のスパナは有った方がいいですよ。モンキーでは隙間に入れる時大変です。
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・前輪のパンク修理に使う道具
マイナスドライバー
14㎜のスパナ
10㎜のスパナ
タイヤレバー
白のクレヨン
パッチとゴムのり
空気入れ
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[su_note note_color=”#e4fefd”]
・後輪のパンク修理に使う道具
マイナスドライバー
ブラスドライバー
15㎜のスパナ
10㎜のスパナ
8㎜のスパナ
タイヤレバー
白のクレヨン
パッチとゴムのり
空気入れ
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自転車のパンク修理の手順は?
タイヤからチューブを取り出す
バルブの細い金属(フランジャー)を固定しているナットを指で回して外し、フランジャーを抜きます。
バルブをリムに固定している薄いナットを10㎜のスパナで外します。
タイヤレバーをタイヤとリムの間に差し込み、テコの要領でタイヤを手前側に落とします。
タイヤが引き起こせたらタイヤレバーのフックをスポークに引っ掛けておき、もう一本のタイヤレバーを少し間を空けたところに差し込んでタイヤを引き起こします。
最初に引っ掛けておいたタイヤレバーを外して、2本目のタイヤレバーの横に差し込んで少しづつ横にスライドさせていくとタイヤがリムから外れます。
タイヤがリムから外れたらチューブを引っ張り出します。
こちらで画像つきで説明しています
自転車前輪のパンク修理!タイヤの外し方やチューブの取り出し方
パンク穴の見つけ方
チューブにフランジャーと固定するナットを取り付けてから空気を入れてパンクしている穴を見つけます。
よくわからなかった場合には、水を張ったバケツにチューブを入れ少しずつ動かしていくとブクブクと泡が出てくるところが穴の開いている所です。
チョークでその部分をマーキングしておきます。
パッチの貼り方
チューブの空気を抜いてから水分や汚れなどをふき取ります。
穴の開いている部分を中心にパッチより少し大きめに紙やすりで擦り、表面の白いマクのようなものを削っておきます。
ゴムのりをヤスリをかけたところに薄く指で塗り拡げます。
約2~5分ほど時間を置いて、のりの表面が乾いて指に付かなくなったら、パッチを貼ります。
パッチの透明フイルムを剥がすと銀紙が剥がれます。パッチ裏面を触らないようにして貼り付けてください。
また、透明フイルムが上手く剥がれないことがあります。その場合には銀紙を直接剥がしても大丈夫です。
パッチを貼ったら、タイヤレバーなどの丸みのあるものでパッチをチューブに密着させるように何回も擦ってください。
チューブをタイヤに戻す
バルブをリムの取り付け口に差し込んでから薄いナットをつけフランジャーを戻しナットを締めてからほんの少しだけ空気を入れておきます。
チューブをタイヤの中に納めてからタイヤもリムの中に入れていき、最後はタイヤレバーを使ってリムの中に入れます。
この時にバルブを摘まんでタイヤの中に押し込めるようにしながらタイヤを元に戻すようにしてください。
これをやらないと、チューブがタイヤに入りきらない時があります。そうなると空気を入れた時にタイヤの一部だけがコブのように膨らんでしまいます。
チューブに少しだけ空気を入れるのは、チューブのねじれ防止のためです。
さいごに
駐輪場で自転車のパンク修理やブレーキワイヤーの交換などをやっていると、ご近所さんたちがいつの間にか集まってきて、「すごいわね~自分でやっちゃうんだ!」と褒めてくれるんですが、そのうちに「私の自転車もパンクしているのよ~」といいだすんですよ。
「前輪なら・・・・やってあげるよ」って言ってしまうんです。( ;´д`)トホホ…
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