胃の内視鏡検査、いわゆる胃カメラ検査を始めて受けてきました。市の健康診断の一つで胃がん検診の案内が来たので、胃が痛いとかの症状はなかったけど、友人から一度も受けてないなら検査しなさいと強く言われ渋々申し込みました。
未知の世界を経験することは何歳になっても怖いものです。鼻にカメラのチューブを入れるなんて私と同じように怖くて胃カメラ検診をためらっている人にどんな様子だったかをお知らせします。
胃カメラを鼻から入れて痛くない?
胃カメラを鼻から入れて検査をしてもらいました。
痛い?
はい!痛いと思うときがありました。
我慢できないくらい痛いか?と聞かれたら
我慢することはできると答えられます。
検査当日までは正直言って逃げたかったです。でも、終わったから言えますが勇気を出して検査してもらって良かったと思っています。
胃カメラの検査をすると決まってから、口と鼻のどちらがいいのか経験者にリサーチしてみたんです。
口と鼻の両方を経験した人は、自分は嘔吐反射がそれほどではないからどちらでも平気だったよ。とのこと。
他には、吐き気を抑えるのが大変だったから初めてなら鼻からの方がいいかも、ただし内視鏡医の腕次第というところもあるから、とも言われました。
また、口からの検査の場合に、カメラの付いたチューブが舌の付け根を刺激することで吐き気がしてしまうそうなんです。それを聞いて、私はそれ必ずゲーゲーやる自信があると思ったので鼻からの検査をお願いすることにしました。
痛みはどうだったかと言うと、「最初だけ痛いというか苦しい」です。
鼻から喉ってカーブしていると思うんです。見たことはないけど感覚として、その部分を通るときに管がキツク密着する時の圧迫感が痛いと言うか苦しいんです。時間にしたら10秒くらいだったと思います。
その部分を過ぎると、食道に管が行っているな~とか胃の中で微妙な感じで何かが動いているのが分かります。
管を通している間口は開けたまま、お産の時の身体に力を入れないように「ハーハーハー」という呼吸をしていました。看護師さんもズーッと背中をさすってくれたのが、とても嬉しかった。
一度だけビックリしたのが、胃の中に空気を入れて風船のように膨らますようなんです。この空気が腸の方に抜ける時にシュンって感じでお腹が引っ込んだので、「何?」って体を少し硬くしてしまいました。
この空気が後に困ったことになるんです。
検査の結果、胃潰瘍の治りかけが見つかり胃潰瘍が出来ると言うことはピロリ菌がいるかもしれないとのことで、ピロリ菌検査をすることになりました。
胃カメラでの検査後に、画像を見ながら説明してもらってからピロリ菌検査と2時間くらいあっちこっちに行かされたんです。
その時に、腸に行った空気が原因だと思う大腸の張でオナラがしたくなったんです。トイレに行けばいいんでしょうが、絶対に大きな音がすると思うと我慢し続けました。
これがかなり辛かった。
と、臭い話でごめんなさい。
あと、管を抜くときには痛みはありませんでした。抜けきった時にヨダレが出たことと、涙がでたのは仕方がないかな。
滅多にあることではないけど、鼻血がでることがあると診察前の説明でありましたが、どこからも出血することはありませんでした。
胃カメラを鼻に入れている検査時間はどのくらい
診察から終了まで私が体験したことを順に説明します。
9時に検査室前に呼ばれる。2人いて私は2番目だった
もし、潰瘍など何かあった場合に生体の組織片を切り取って調べることになりますが、調べますか?組織をとることに同意しますか?の書類を渡され、そこに書かれていた検査についての注意事項などを読んだりサインしたりして待っていました。
9時45分くらいに、看護師さんから胃の中をキレイにする薬ですと、100mlくらいの水のようなものを渡されました。ほとんど味はありません。
すぐに、内視鏡医と面談で「口からでイイですね」と言われたので、鼻からを希望してますと答えました。このやり取りをこの日は何回も受け付けや看護師さんなど、人が変わるたびにやっていました。少しウンザリ
内視鏡医からは、「鼻の状態を見ないと分からないけど、ダメなら口からになります」と言われました。
「あたしなんて、鼻の奥が曲がっているから入れたくても入らないんだけどね」と小さな声で言ってましたが、聞こえないふりしておきました。
面談後すぐに、診察台に仰向けに寝てから看護師さんが、両鼻の穴にゼリー状の麻酔薬を入れてくれました。
「喉に落ちたら少しニガイけど飲んでも大丈夫だからね」と言われ、体温で溶けて喉に落ちてきた時にちょっと気持ち悪かったけど苦味は感じませんでした。
ゼリーが完全に喉に落ちてから、どちらの鼻のほうが息の通りがいいかを確認され、短い管のようなものを鼻に入れられました。鼻に管が通るか試すのと穴を広げていたんではないかと推測してます。
いよいよ、先生がそばに来て、胃カメラを鼻に入れるために体ごと左側を向いて出来る限り丸くなってくださいと言われました。
鼻に胃カメラというか管を差し込まれて、すぐに圧迫感が強くなり痛いと思った時に「あれ?入らないじゃない」と言われて管を少し戻されました。反対側になるのかなと思ったら、カメラの映像を見ていたのでしょう、「あ!大丈夫そうだ」と何とか同じ鼻にそのまま挿入されて、再び圧迫感が~痛いと思っても我慢していたらすぐに痛みは無くなりました。
痛いと思った時に看護師さんが背中をさすってくれたのが、苦しさに耐えられたのかもしれません。
鼻から食道を通る時も感覚として分かります。胃の中でかすかに動いているのも感じます。一番違和感として感じるのが鼻より喉でした。
意識してしまうのでしょうね。吐き気はないけどゴックンができないと思うだけ、もしゴックンしたくなったらどうしようと考えてました。
と、いろんなことがあって時間がかかったように思うでしょうが、カメラを体内に入れていた時間は5~8分くらいだったと思います。
10分はかかっていないはず、終わってから思っていたより時間がかからなくて良かったと思いましたから。
検査終了後の注意事項は、30分くらいは飲食しないで、鼻を強く押さえたり強くかまないでね。と言われました。
麻酔もゼリーだけだったので何の問題もありませんでした。
トータルの時間は胃の中をキレイにする薬を飲んでから胃カメラを外すまでで、40分くらいだと思います。待ち時間のほうが長い!
さいごに
内視鏡検査を受けるのをためらっているいたのは、何か悪いものが見つかるんじゃないかと内心では思っているからなんです。
知り合いの中にも「胃カメラなんてやったことないよ~どっこも悪く無し・・・うっかり受けて何か見つかったら嫌じゃん!」
と言います。
この会話を近くで聞いていた人が「何のために検査するのが分かっていない」とつぶやいてましたけどね。
私の様な者が手遅れになってしまうんでしょうね。
実際に胃潰瘍が見つかった私は、何日も通ってきてくれて検査しなさいと勧めてくれた友達に感謝です。
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