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みかんの栄養や効能ってどういうもの?薄皮や筋にもあるの?1日の個数

健康

冬になると食べたくなるみかん、ビタミンCが含まれているのは知っているけど、それ以外に何か栄養素ってあるんだろうか?

また、冬にたくさん食べておけば春・夏・秋の季節の分も栄養が取れるとか言う人もいるけど、本当なの?

 

みかんの産地では、皮をむいてそのまま丸かじりをするというのも聞いた!薄皮や白い筋まで食べてしまうってことだよね。ということは薄皮や白い筋にも栄養があるのかしら?

 

そんな疑問をもったことがありませんか?私もみかんの栄養はビタミンCくらいしかないと思っていました。先日みた健康系情報番組でみかんについてをやっていて衝撃をうけたんです。

昔の人は嘘は言っていなかったんだなと、先人の知恵に感心しました。そんな情報を備忘録として残しておこうと思います。

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みかんの栄養や効能ってどういうものなの?

みかんといったら何を思い浮かべますか?

甘酸っぱい冬の果物、ビタミンCが豊富に含まれている。

 

ですよね。

 

食べ方としては、オレンジ色の外側の皮をむいてひと房ずつ摘まんで口に入れて、薄皮から実を絞り出して食べていませんか?

 

私も子供のころにはこのような食べ方をしていました。大人になってから薄皮にも栄養があるんだからひと房づつ口に入れてそのまま食べるんだよと教えてもらったんです。

 

でも、薄皮の栄養って食物繊維のことじゃないの?と思っていました。

 

違ったんです。みかんにはビタミンC以外にもたくさんの栄養素が含まれていて、その栄養素を摂るには日本では温州みかんにしかない物までありました。

 

みかんは早生種と普通種があって、栄養価も少しだけですが違ってきます。ミカン農家のサイトなどだともっと細かくわかれていますが、厚生省の食品成分表示では早生と普通のものが載っていたので、それを基準にしますね。

 

温州ミカンの主な栄養素を抜出して表にしてみました。

食品成分データーベースは、文部科学省が開発したものであり、試験的に公開しているものです。

食品成分データーベースに記載されている以外にも

[su_note note_color=”#e4fefd”]
ポリフェノール → ヘスペリジン、フラボノイド、ノビレチン
有機化合物 →   クエン酸
多糖類→      ペクチン
芳香族化合物 →  オーラプチン
アルカロイド →  シネフリン
苦み成分 →    リモニン、ノミリン
精油成分 →    リモネン
[/su_note]
食品成分に記載されていない栄養素には発がん抑制作用などが見つかっていますが、特に温州みかんに多く含まれている成分がβークリプトキサンチンというものです。

βークリプトキサンチンの効果

βークリプトキサンチンという聞いたこともない栄養素があります。

このβークリプトキサンチンが消費者庁でみかんの機能性成分として認められています。

βークリプトキサンチンはカロテノイド色素で、ミカンがオレンジ色なのはこの色素によるものなんです。

 

三ヶ日みかんで有名な三ケ日町の人達1000人以上を対象に調査して研究された結果、色々な効果が認められたそうです。

その中でも三ヶ日みかんの詰められた箱に機能性表示食品の効果として「βークリプトキサンチンは骨代謝の働きを助けることにより骨の健康に役立つことが報告されています」書かれています。

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骨代謝の効果とは、骨は日々古いものが壊されて、新しく作られています。30代までは、このサイクルが順調に行われていて問題はあまりありませんが、40代以降の特に女性は更年期によってホルモンバランスが崩れ、いろいろな障害が起きてきます。

 

その中でも骨が新しく作られにくくなるのに、破壊されることは以前よりも多くなるという困った現象になってしまうんです。

これがかなり進行してしまうと高齢女性を悩ませている「骨粗しょう症」になってしまうのです。

 

βークリプトキサンチンは、そんな骨を破壊する破骨細胞の働きを抑制してくれることが分かったんだそうです。

 

また、骨以外にも肺がんリスクの低減効果、動脈硬化のリスクを最大45%減少させることも判明したようです。

みかんの薄皮や白い筋に栄養はあるの?

みかんの実を食べるのはもちろんですが、薄皮や白い筋はモソモソして食べずらいので除けて食べる人がいます。

そういう私もその一人です。

 

でも、ある栄養素は果実よりも薄皮や白い筋のほうが多いと言われたら食べなきゃと思いますよね。

 

最もどんな効果があるかによっても変わってくるでしょうけど。

上記の栄養成分を抜き出した表に早生じょうのうとか早生砂じょうなどの見慣れない文字がありますよね。

 

これは、果肉を包んでいる薄皮のことを「じょうのう」で、果肉のことを「さじょう」というからなんですが、分けて表示されているのは、果肉よりも薄皮の方に栄養が多く含まれているからなんです。

 

薄皮に多く含まれている栄養素はポリフェノールのヘスペリジンというものです。

ヘスペリジンの効果

ヘスペリジンも機能性表示食品の成分として認められています。

 

最近の研究で、血圧降下作用や血中コレステロール値を改善する作用、中性脂肪を低下させる作用、抗アレルギー作用など様々な作用を持っているとして注目されいます。

 

高血圧や肥満などだけでなく、冷え性の予防にも効果があることが分かったんです。

 

毛細血管の壁を強くする働きがあるので、毛細血管が強くなりその為、全身の血流が良くなります。すると末端まで血が届き冷え性改善に効果がでるということです。

ヘスペリジンは果肉部分よりも、皮や白い筋、薄皮に多く含まれていています。

 

特に多く含まれているのは中果皮と言われる、オレンジ色の皮の内側にある白い部分です。果実についている白い筋もその一部になりますよね。

 

順位でいうと、皮の内側・薄皮・皮の外側・果肉になります。皮の内側は果肉の40倍ものヘスペリジンが含まれているんです。

 

でも、皮の内側なんて食べられませんから皮を干して陳皮として使うしかありませんね。その代わり薄皮についている白い筋はみかんを食べる時に除けないで食べるようにするといいです。

みかんを1日に食べるといい個数は?

みかんも食べ過ぎるとお腹が緩くなったり、手が黄色くなったりしますので栄養価が豊富でも適量を食べるようにしましょう。

その適量とは、1日に3個が目安となります。毎食後に1個食べるのが理想ですね。

 

栄養豊富で骨や血管に良い作用があるなら1年中でも食べておきたいところですが、みかんは冬の果物なので夏はどうすればいいのか?

 

実は、みかんに含まれているβークリプトキサンチンは体内にある程度溜めて置けるんです。

 

手が黄色くなるのはβークリプトキサンチンが皮下脂肪に蓄えられているからなんですよ。

 

11月頃から4月頃までみかんの販売はされていると思いますから、その間に1日3個食べて健康になりましょう。

さいごに

「みかんが黄色くなると医者が青くなる」こんなことわざが昔ありました。みかんは風邪予防になるからそんなことわざが出来たのかと思っていましたが、実際にはもっとすごい栄養素が含まれていたんですね。

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