夏になるとまた、ゴキブリとの戦いの季節がやってきたと思うのは私だけでしょうか?と言っても最近の私は、ゴキブリ研究の様な事をしていますので、一年中ゴキブリをみているんです。
普通は気持ちが悪いと敬遠されますが、嫌いだからこそ家から根絶させたくて、習性を知るために飼育しています。その中で知った事実がこれまで聞いていたことと違うことが多々ありました。
私が知りたかったことの一つにゴキブリは死ぬ時に卵を産むという噂です。いつの間にか入り込んでしまったゴキブリと遭遇して逃げられてしまった時に、卵を産み落とされたらどうしようとか、隠れている間に産み付けられたらどうしよう・・・。
また、卵をどのくらいの周期で産むのか生涯で産む数や産み付ける場所などに特徴があるのか、産んでから孵化するまでの日数などを知ることができたので、今日はそれを記録しておきます。
ゴキブリの画像はありません。
ゴキブリが卵を産むタイミングはいつ
クロゴキブリは、産卵管から卵が出て来てから産み付けるまでに1日半から2日くらいかかります。
卵が産卵管から出てくるとゴキブリはあまり動き回りませんので、クロゴキブリが卵を抱えている姿をあまり見ないのかもしれません。
卵を抱えていても水を飲んだりエサを食べたりはしますから、全然姿を出さないということは無いのですが、通常よりは警戒しているんでしょうね。
なので、人間の前に姿を現した時は卵を産み付けた後の可能性と、これから卵を抱えるので、仲間から離れたのかもしれません。
そういえば、これまでに生け捕りにした3匹のうち2匹は捕まえてから4~5日くらいで産卵管から卵が出だしましたよ。
観察中のゴキブリの産卵間隔は夏の暑い時期は5日~7日おきくらいでした。
室内で逃げられたゴキブリがメスだった場合には最悪5日くらいで産卵してしまうということになりますね。
ゴキブリは死ぬ時に卵を産むという噂については、卵が乾燥したらすぐに産み付けるタイプのクロゴキブリには適用されないようです。調べてみたら、卵を孵化するまで抱えているゴキブリはチャバネゴキブリだそうです。
1度だけ、ゴキブリホイホイにかかっていたゴキブリが卵を産み落としていたのは見ましたけどね。これはゴキブリホイホイにかかってもすぐに死ぬわけじゃなく、数日間は生きているのでその間に産んだのではないかとおもいます。
ゴキブリホイホイに卵が有った時はもっと小まめに回収しないと卵産んじゃうんだと焦りましたが、放置して卵が孵化しても赤ちゃんはそのままホイホイの餌食になるから問題ないかもと思い直しました。
ゴキブリホイホイは姿を見ちゃうからと嫌われますが、色々なものを試しているなかで駆除できたと実感できるものなので使い続けています。1年くらい放置していても粘着が弱らないのもうれしいです。
ゴキブリが卵を産む場所はどこ
卵を産むのは子孫繁栄の本能だから、なんとしても無事に孵化するようにと思ってゴキブリにとって安全だと思う所と、赤ちゃんゴキブリが生き残れる場所を選んでいるようです。
まず、飼育中の狭い箱の中だからなんでしょうが、仲間が集まらない場所を選んでいます。食べられちゃう可能性がありますからね。
飼育箱は間仕切で分けてあり、片側に全部が移動したら掃除やエサの交換などができるようにしてあります。エサ場は網などの空気が入らないようになっていて狭いです。
そのために夏場は暑くなりすぎるためか、水やエサ以外では留まらないためメスには都合がいいらしく、エサ場の上部やエサ皿の下の隙間などに産み付けています。
または、カブトムシのゼリーをエサにしているのですが、その中に産み付けていました。卵が湿ってしまってどうなんだろうと思うんですが、ゴキブリの母心なんでしょうかね。
カブトムシゼリー以外にも亀のエサを入れたエサ皿にも産み付けてありました。
卵を産み付けるのは、仲間や他の生き物に食べられないような場所で、水やエサが近くにある所なのではないかと観察していて思いました。
観察して分かったことを元に我が家で卵を探すべく大掃除をしてみたら、流し台の引き出し裏や滅多に開けない吊戸棚にある箱などに空の卵を見つけました。
常に開け閉めしている所ではなく、たまにしか開けないところを重点的にチェックするといいみたいです。水回りと段ボール箱は念入りに!
あとは、洗面所と浴室、トイレなどの戸棚や滅多に開けない箱ものや引き出しなどもチェック。段ボール箱だけじゃなく布関係にも産み付けるのですべての物をひっくり返して隅々まで見た方がいいです。
ゴキブリの卵が孵化するのは何日で?
クロゴキブリの卵は産み落とされた月日によって孵化するまでの日数が違ってきます。
殺虫剤のメーカーや研究者している方などは、クロゴキブリは産卵から30日~47日で孵化すると言っています。ゴキブリって成虫になると間もなくから死ぬまで卵を産み続けているようなんです。冬も卵を産んでいますからね。
2017年から観察を続けて分かったことは、9月20日前後までに産卵されたものは30日~47日の範囲で孵化しました。それ以降の日に産卵されたものは、翌年の5月末ごろから孵化が始まっています。
1つの卵だけが例外だったのか、2018年9月9日に産み付けられた卵が12月23日孵化したので驚きました。この12月に孵化した赤ちゃんゴキブリは現在1匹しか残っていません。
ゴキブリは1匹だけだと成長しないと聞いたので、丁度良いと思い観察中です。
さいごに
ゴキブリを育てているというより研究しているつもりなんですが、お客さんを部屋に通せないのが困りものです。
卵がたくさんあるので、5月末から次々と孵化し始め、毎日そのチェックしています。ジッパー付の袋に入れて、白い壁に貼り付けているんですが、朝起きると黒ゴマて感じに卵の周りに何かあるとみると孵化しているんです。
その孵化したものが増えてくると、メスを1匹逃がしただけで、この数の赤ちゃんゴキブリが部屋にいるのかと思うと何が何でも駆除しなきゃと思います。
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