お彼岸に墓参りするのはなぜ?行かないとダメなの?いつ行けばいいの?

家に仏様というか仏壇やお墓がある人にとってはお彼岸でお墓参りというのはごく普通のことなんですが、仏事に接している機会が少ない人にはお彼岸にお墓参りするというのがピンとこないようです。

先日、息子が3月の祝日に花見に行こうと誘われたときに「お彼岸だから墓参りに実家に帰る」と言ったら「お彼岸ってお墓参りしなきゃいけないの?」と聞かれたそうです。

息子は、彼岸は墓参りというのが当たり前になってしまっていたので、聞かれたときに何って言ったらいいのか困ったそうです。

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お彼岸に墓参りに行くのはなぜ?

お彼岸にお墓まりすることが供養になると思っているから行っています。

お彼岸の期間は、普段お墓にいない仏様があの世から来ていると昔から言われているので、それを信じて行っています。

また、周りのお墓がお彼岸だからとキレイに掃除されているのに、我が家だけ掃除していないのは、仏様に申し訳ないからというのもあります。

ところで、昔というかお彼岸に仏様があの世から帰ってきているって誰が言いだしたんでしょうね。

彼岸って何?

仏教では、ご先祖様を供養することと、自分も仏の世界、悩みや苦しみの無い彼岸に行けるように修行する期間のことをいいます。

大きな川をはさんで、此方(こちら)の岸から彼方(あちら)岸へ渡りなさいというのが仏教での教えです。

こちら側の此の岸から、仏さまの居られるあちら側の、彼の岸へ渡ることが成仏するということ、とされています。

煩悩や苦しみこの世界から脱して仏の世界を目指しましょうということですが、修行次第でこの世も彼岸になるともいっています。

では、彼岸に渡るための修業とは何かというと、「六波羅蜜多」という6つの修行のことです。

六波羅蜜というのは

1.布施(ふせ) ⇒ 施しをする
2.持戒(じかい)⇒ 生活を正しく
3.忍辱(にんにく) ⇒ 耐え忍び
4.精進(しょうじん)⇒ 何事にも努力
5.禅定(ぜんじょう)⇒ 心安らかに
6.智慧(ちえ) ⇒ 正しい判断をする

一方で、仏教とは関係なく日本古来のご先祖様にたいする感謝の日という見かたもあります。

縄文時代には、海や山、動物や植物、道具にいたるすべてのものには霊が宿っているという精霊信仰がありました。
弥生時代ごろから始まった稲作についても同様で、穀物にやどる霊と祖先霊に豊穣を祈り感謝の祭礼をしていました。

彼岸は季節の変わり目であり暦の節目にも当たるので、仏教以前からそういう御先祖様を敬い、見えないけど身近な存在として頼りにし、お供え物をして感謝してきたと考えられています。

彼岸という文字は、仏教からきていますが、仏教以前には、お日様に手をあわせ豊穣を願うというものもありました。それが「日願」と言われていたのではないかと庶民信仰・民俗信仰の実態を調査していた五来 重(ごらい しげる)さんの説があります。

また、仏教が入ってきて「彼岸」と「日願」は語呂合わせで合うしご先祖様を思う気持ちとも同じということで彼岸という文字を使うようになったのではないかとも言っています。

ちなみに、仏教を信仰している他の国では日本のようなお彼岸行事はないそうです。日本で行われている一連のお彼岸は独自のもののようですよ。

お彼岸は墓参りに行かないとダメなの?

現代人がお墓参りするのは何のため?

・お墓があるから
・故人をしのぶため
・お墓が汚くなるから掃除するため
・故人に近況報告や話をするため

結婚すると新しい家庭を築き、若い夫婦と子供だけの家になると、家に仏壇やお墓がありませんよね

だから、お墓参りといっても親の実家に帰った時に連れて行かれるくらいで、お墓参りは親が行くというからというのが理由じゃないかな?

古くから日本人には、死んだ祖先が、生きている者の生活に影響を与えている、あるいは与えることができるという祖霊信仰もしくは祖先崇拝があったのでお墓参りをして先祖供養をすることは当たり前というか自然なことだったのです。

わが家の場合を話しますと、息子たちがお墓参りをするのは、父親に近況報告や会話をするためにやっています。お墓には息子たちにとって父親しか入っていませんから、先祖供養という意味合いではなく父親に会いに行く感覚です。

これが、先祖代々のお墓だった場合に、知っている人が入っていなければ、お墓参りはただ、親に言われていくだけだったでしょう。

また、お墓を管理しているなら、キレイに保つことは管理している者の務めでもありますよね。息子たちにしてみれば、父親の世話をする様なものです。

こう考えるとお墓参りの意味も分かってもらえるのではないでしょうか。

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お彼岸に墓参りするならいつがいいの?

彼岸の期間ならいつお墓参りに行っても大丈夫です。

彼岸の入りから彼岸明けまで1週間あります。その間に春分の日や秋分の日という祝日もありますから都合がつきますよね

2018年2月のカレンダーを拡大してみました。我が家のカレンダーには24節気以外にも六曜などが書かれていて彼岸の入りや彼岸明けなども記載されているので便利なんですよ

ただ、遠いところだと1週間あっても行かれないときもあるでしょう。

そんな時は、故人の写真があれば写真をだして、その前におはぎなどのお供え物をおいて語りかけてください。

家に仏壇がないとお線香などもありませんから、お供えと故人をしのぶ気持ちがあれば、通じるはずです。

お供えしたものは、語りかけた後すぐに食べちゃっていいですよ(*^_^*)

まとめ

お墓と言うのは、亡くなった人の遺骨を納めておく場所ですよね

その遺骨は、魂だとか霊だとかを信じていない人にとっては、単なる骨なんですが、亡くなった人が死後はお墓が自分の住む場所と思っていた場合にはお彼岸やお盆にあの世から戻ってきます。

って言っても、私も見えるわけじゃないし、夫が亡くなった後に死後の世界などの書物をたくさん読んで、そう思っているだけですけどね。

少し前に「私のお墓の前で 泣かないでください、そこに私はいません 眠ってなんかいません」って歌が流れた時に、「そうなんだよな~」って思っていました。

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