息子が結婚するとお嫁さんの実家との付き合いが始まりますよね。そのお付き合いの一つにお歳暮があります。ただ贈ればいいというものではないので頭を悩ませてしまいます。昔からの風習にこだわりを持つ方だとさらに悩みが深くなってしまいますよね。
こちらでは、初めて息子のお嫁さんの実家にお歳暮を贈る際にどうすればいいのかを説明しています。
息子の嫁の実家にお歳暮を初めて贈る場合
息子が結婚すると、両家の親の付き合いが始まりますよね。特に結婚して1年間は、互いに相手の親との付き合い方を探り合う時期になるかと思います。
今の時代の結婚は、嫁ぐというより若い2人が新しい家庭を作っていくという感じになるので、○○家に嫁を貰ったという風ではありませんよね。
ところが、今でも古い風習にこだわっている家庭もあるので、息子のお嫁さんの実家がどの様に考えているのかをお嫁さんに聞いてもらった方がいいですよ。
地域によっては、お嫁さんの実家からお歳暮を贈られてから夫側の実家からも贈るという順番があるとこがあります。
「嫁いだ娘をどうぞよろしくお願いします」という親心からの贈り物という意味合いがあるようです。
一方で、夫側から先にお歳暮を贈り、それを受け取ってからお嫁さん側の実家からも贈られるという逆のパターンもあります。
地域と言うよりも、家庭によって違うと思っていた方がいいです。
昔からのお付き合いや風習というのは、それぞれの育った環境でそれを引き継いでいますから、あの地域ならというのも当てになりません。
自分の実家では、こうだったからというのが相手には通じない可能性があるという事を知っておいてください。
なので、お歳暮をどうするのかというのは、お嫁さんに「贈ろうと思っているんだけど、なにか風習のようなものがある?」と聞いて知らないと言われたら、それとなく聞いてほしいと頼みましょう。
特に、自分は常識人でこの場合はこうすべきというように、古い風習に煩い人だと、その人の思っている事と違うことをすれば非常識な人だと言われてしまいますからね。
お歳暮を送るときのマナーって
本来、お歳暮は持参して日頃お世話になっている感謝を述べます。ただ、持って行く場合も、女性側の実家から男性の実家へ持って行くとう風習の方が多いと言われていますので、男性側から先に持ってこられると、戸惑われてしまうかもしれません。
いまは、持参できる距離に住んでいてもデパートからの発送する方が多い時代ですから、発送する事に対して常識が無いとは言われないでしょう。
ただし、初めてお歳暮を贈るという場合には、いまでは簡略化されてしまっていますが、荷物を送りましたよという送り状を先に出しておきましょう。
予め荷物が届くことが分かっていれば、受け取る方も心づもりが出来ているし、万が一届かないという事故があった場合にも、対処することが出来ますよね。
送り状の書き方
送り状には、時候の挨拶、日頃のお礼、何をいつ贈る・贈ったかなど封書かハガキに書いて送ります。
(丁寧にされる場合は封書ですが、ハガキでも問題ありません)
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例
拝啓 師走の候、今年も残り僅かになりました。皆様は元気でお過ごしでしょうか。
結婚式以来、すっかりご無沙汰いたしまして申し訳ございません。
本日、お歳暮のしるしに○○デパートから○○を送らせて頂きました。ご笑納いただければ幸いです。
これから寒さも本番となってまいりますので、くれぐれもご自愛ください 。
敬具
平成○年○月○日
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お歳暮を嫁親にする場合の金額はどのくらい?
お歳暮の相場としては3000円から5000円が一般的な金額になります。
実家同士のお付き合いの金額としては5000円でいいのではないかと思います。
お歳暮と言うのは、お世話になった方に贈るものとなっていますので、本来はお返しというものがありません。
でも、実家同士でお世話にというもの変ですよね。お互い様の関係というか同格になりますので、頂いたから返すというよりも、贈り合う形になります。
なので、先に贈られた家では、同じ金額のお歳暮を贈るようになります。
この5000円も相手にとっては多すぎると感じた場合には3000円のものが返ってくるかもしれません。その場合には次の年からは3000円のお歳暮を贈るようにしましょう。
さいごに
実家同士でお歳暮を贈り合うのは、それぞれの親が交流する機会と言うのはあまりないので、お歳暮を受け取った時にお礼の電話をしあうことで少しでも交流しましょうという考えから贈り合っている方が多いようですよ。
何でも初めてすることは、失敗しないようにと緊張しますよね。それは、どちらの親も同じ事なのでお礼の電話で少しでも会話が出来ればいいですね。
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