若い時からスキンケアをしておかないと、30代、40代になったときに、後悔するよ!と20代の時に誰もが言われてきています。
ところが、20代でハリと肌理の整った肌だと、大丈夫と根拠のない自信がスキンケアを疎かにしてしまい、40代になって公開するのです。
そんなことにならないように、なぜ20代からスキンケアをしなければいけないのか?何をすればいいのか?を説明しますね
20代のスキンケアがなぜ大切なのか?
皮膚の構造ってどうなっているか知っていますか?
外部と接触している表皮。
皮膚のハリや弾力を保っている中心的な役割の真皮
皮膚組織と筋肉や骨との間のクッション的役割の皮下組織
表皮⇒真皮⇒皮下組織
と大まかな分け方をすると3つの構成になっています。
肌のキメはターンオーバーサイクルが大切
皮下組織と真皮の間には基底層という角質を作る角質細胞を生み出すところがあります。
表皮は角質が積み重なってできているんです。
基底層で生まれた細胞は28日間かけて表皮の一番上の角層までたどり着きます。
基底層で生まれた角質細胞には最初は細胞の核がありますが、28日かけて上昇していくうちに核が取れて細胞も角質化してきます。
角層は角質細胞が10~20積み重なってできている層です。
毎日、新しく角質細胞が角層の下に到着して、外部に接触している古い角質が垢となって剥がれ落ちます。
このサイクルとターンオーバーといって、およそ28日サイクルになっています。
ターンオーバーが遅くなって角質がなかなか剥がれない状態になるとくすみがでたり、シワになったりしてしまいます。
逆に病気などになってターンオーバーが早まっても角質が柔らかいまま表面にでてきてしまうと皮が剥けたり敏感になったりしますので、トラブルが発生してしまいます。
長々と皮膚構造の話をしたのは、これからの説明を分かりやすくするためです。
肌がキメ細かいと言われるのは、どんな状態の肌の事だと思いますか?
皮膚の表面を拡大鏡などで見てもらうと分かりますが、等間隔の網状になった物が見えると思います。
20代の若いうちは、この網状がとてもきれいに整っていて、肌に輝きをもたらします。
それが、30代、40代と年を重ねるごとにこの網状が崩れてしまい、輝きが失われてきてしまうのです。
もう分かりますよね
そう、ターンオーバーが狂ってくると、網状が崩れてしまうのです。
また、角層の10~20の層には隙間があり、その隙間に水分を蓄えて肌の乾燥を防いでいます。
ターンオーバーが狂うとその水分を蓄える量が減り、乾燥してシワができてしまう。
では、ターンオーバーを常に正常にサイクルさせるにはどうしたらいいのか?
それがスキンケアに繋がるのです。
バリア機能
角層の隙間に水分を蓄えていられるのは、体の内部から作られたセラミドが水分をガッチリとつかんでいるからです。
肌表面の角質が整っていられるのは、角層の間を隙間なくセラミドが埋め尽くしているからです。
そして、外部から雑菌などの刺激から守ってくれています。
これをバリア機能といいます。
バリア機能はセラミドで埋め尽くされているだけでなく、皮脂や汗で作る皮脂膜もその役目を担っています。
もし、肌表面の角質が剥がれる時期でないときに剥がれだしてしまったら、バリア機能が働かなくなり、内部に雑菌などが入り込み肌トラブルが起きてしまいます。
20代のお肌は柔らかく、弾力がありますよね
その肌を維持するには、ターンオーバーサイクルを狂わせない、バリア機能を維持させなければいけません。
肌が水分不足で乾燥してしまうと、とたんに角質が剥がれてますます水分不足になってしまいます。
そうならないためにもスキンケアで保湿してあげなければいけないのです。
毎日のスキンケアで大切なのは洗顔と保湿
スキンケアで大切なことは、汚れ落としと保湿。
メイクをしたら、クレンジングで落とし、泡洗顔をするダブル洗顔をします。
その後にたっぷりと保湿してあげることが何より大切なんです。
洗顔
メイクをしない日でも泡洗顔を朝晩2回行ってください。
肌表面に浮き出てきている皮脂を取り除いてあげるためです。
皮脂は時間が経つと酸化してしまうので、取り除かないと過酸化脂質が作られる環境になってしまいます。
過酸化脂質は肌表面だけでなく表皮や真皮層までも影響を与えて、頑固なシミの原因にもなります。
保湿の要はセラミド
セラミドが角層の中で水分保持を担ってくれていますが、年齢を重ねるごとに減ってきてしまいます。
赤ちゃん時代が一番多く、それ以降は低下し続けていくので補ってあげなければいけなくなります。
そこで、セラミド配合のスキンケア用品を使います。
セラミドが入っているスキンケア用品は美容液や乳液に配合されています。
美容液や乳液を選ぶ基準
人間の皮膚には約6種類のセラミドがあることが分かっています。
そのうち特に保水力に優れているのが、セラミド1、2、3です。
このいずれかが入っているものを選んでください。
スキンケア次第で将来の肌が決まる
洗顔や保湿を頑張っても外出時に紫外線を浴びてしまったら、将来は大変なことになります。
紫外線の害は、シミ、シワの原因の大元になるんですよ
肌の老化を確実に進めるのが紫外線です。
紫外線を浴びると肌を守ろうとする機能が働き、メラミン色素を作りだします。
メラミン色素をターンオーバーで上手く排出できないとシミとなって肌に残ってしまうのです。
また、真皮層まで紫外線が到達すると、肌の弾力を保つ、コラーゲンを傷つけてしまいそれがシワやたるみの原因になります。
紫外線対策として、外出する時には、日焼け止めを必ず塗りましょう。
紫外線にはA波とB波があり、日焼け止めにもどちらに、どれだけの防ぐ効果があるかが書かれていますからチェックしてから購入しましょう。
A波はUVAで真皮層まで届く力があります。A波をカットする効果を示すのは(PA)
B波はUVBで、真皮ギリギリまで届きます。B波をカットする効果を示すのは(SPF)
それぞれ「+」「++」「+++」で強さを表しています。
「+」の数が多いほど効果が強い。
紫外線は夏だけでなく、1年中降り注いでいます。
冬は日差しが柔らかいですが、それでも紫外線があることには変わりがないので、夏ほど強い日焼け止めでなくてもいいけど必ず使うようにしましょうね
まとめ
20代と若い時にはスポーツや屋外でのレジャーが楽しい時ですよね
屋外に出れば紫外線はもちろんの事、埃や排気ガスなどを浴びてしまいます。
家に帰ってきたら、洗顔と保湿を忘れずにしましょうね
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