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着物のシミの応急措置としみを自分で取るかクリーニングにだすか

洗濯

着物を着てお出かけするときに、食事が提供される場所ではどんなに本人が気を付けていても、トラブルが発生することがありますよね

食べ物に掛かっているソースがはねて胸元に飛んでしまったとか、隣の席の人がワインをこぼしたのが袖にかかったりと、滅多に有ることではないでしょうが、もしそんなことになってしまった時の応急措置と自宅に帰ってからの対処について説明します。

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着物にシミが付いたときの応急措置

着物に食べ物や飲み物等をつけてしまった場合には、出来る限り早く応急措置を施すことで、
シミが濃くなることを防ぐことが出来ます。

 

応急措置ではシミが完全にとれない場合がありますので、専門業者に出す事を考えて、何をつけてしまったかを
しっかり覚えておきましょう。
(日付とシミの素になった物と付けた箇所をメモしておくといいです)

 

応急措置としては、液体の場合にはハンカチかティッシュペーパーなどで
そっとかぶせるようにして液体を吸い取ります。

 

決して強く押さえないように!逆に広範囲に繊維に染み込ませてしまうからです。

 

ただ、着物の場合は裏地があるので、表地のシミの部分を摘まむようにして、他にシミが広がらないようにしてください。

 

シミが付いた部分が胸元などの、その部分だけ摘まむことが出来ない場合には、その場では、何もしないのが賢明です。
固体が付いた場合だけ、そっと拭っておいて、自宅に帰って着物を脱いでから対処しましょう。

 

着物を脱いで、シミのついた布地だけをつまみ濡れた布でトントンと軽くたたいてシミをタオルに吸い取らせてください。
出来る事なら、裏側に乾いたタオルを置いてからの方がいいのですが、裏地ごしになると、裏地にまでシミが広がってしまいます。

 

ベンジンで取る方法もありますが、慣れない人がやると輪じみになってしまったり、シミが取れてもその部分だけ白っぽくなってしまう可能性があります。

 

白っぽくなるのは、色が抜けたというよりも、擦ってしまったため毛羽立ってしまうからです。

着物のシミを自分で取る方法

自分でシミを取る場合は、失敗してしまう可能性があるということを知っておいてください。

失敗とは、シミの範囲が広がってしまったとか、色が抜けてしまうなどです。

 

最初にやること

しみ抜きで最初にやることは、シミの部分を摘まんで表生地だけにしてからシミの部分に濡れたタオルで軽くたたきます。

垂直に叩くようにしてください。

濡れたタオルでたたくとシミがタオルに移りますから、同じ面ばかりにしないで、キレイな面で吸い取ってくださいね

 

次からは、シミの種類ごとに対処が変わります。

 

◆醤油、ソース、ジュース、果汁等

中性洗剤を薄めたものをタオルに含ませてからシミの部分をトントンと軽くたたいてください。

シミが取れたら、霧吹きでシミより広い範囲を霧吹きで水をかけてぼかします。

※強くたたかない、擦らないように!

 

◆コーヒー、紅茶、アルコール類

ベンジンかリグロインを脱脂綿に付けて軽くたたく、その後中性洗剤を薄めた物を含ませたタオルでたたいてから、霧吹きで水をかけてぼかします。

※リグロインとベンジンは同じ石油系の溶剤で、ほぼ同じものですが、油性のしみ抜きとしていいのはリグロインです。

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◆チョコレート

固形状のものが付いた場合にはそっと摘まみ取り、液体状の場合は裏生地にまで染み込んでないか確認して、裏にもついているようなら両方とも布でそっと拭き取ってください。

その後に、ベンジンを歯ブラシに付けてシミの部分を軽く叩いてから、中性洗剤を薄めた物を含ませたタオルでたたきます。

※強くたたかない、擦らないように!

 

◆血液、卵、生クリーム

最初にやることをやってから、中性洗剤を薄めたものを含ませたタオルでたたきます。

シミが取れたら、霧吹きでシミより広い範囲を霧吹きで水をかけてぼかします。

※たんぱく質なので、お湯を使わないように!

 

◆バター、マヨネーズ、食用油

中性洗剤を薄めたものをタオルに含ませてからシミの部分をトントンと軽くたたいてください。

シミが取れたら、霧吹きでシミより広い範囲を霧吹きで水をかけてぼかします。

 

自分でしみ抜きを頑張らない!無理だと思ったらやめてくださいね

着物専門のしみ抜きにだすようにしてください。

着物のしみはクリーニングにだしたほうがいい?

取りあえず、シミは無くなったから大丈夫と思っていても、油断はしないでくださいね。

他にもシミが残っているかもしれません。

着物や長襦袢などをくまなくチェックして、シミになりそうなところを見てください。

それでも、素人目には完璧にみえますが、長期保存をすると、とんでもない所にシミが出来ていたりします。

 

私も、シミもないし、手入れもちゃんとやったと思っていた長襦袢を5年ぶりに出したら細かいシミがあちらこちらにありました。

やっぱり、汗抜きで水洗いをしてもらっておけば良かったと思いましたよ

 

着物は、お手入れをキチンとすれば、毎回クリーニングにださなくてもいいと言われますが、長く仕舞っておくことで、気が付かなかったシミが表面に出てくることがあります。

 

また、長じゅばんなどは汗を吸っていますので、汗取りにだしておかないとシミになってしまいま。

 

半年後に着るんだけど・・・という場合には、着た後に霧吹きで水をかけてからタオルで水分を拭ってから風をとおして乾かしてください。

 

着物の場合にはクリーニングにも種類があって、着物の状態によって変わってきます。

丸洗いといってドライクリーニングのように溶剤で洗う場合。

汗抜きといって、水洗い。

 

それ以外にも、昔からの洗い方で洗い張りといって、着物をほどいてパーツにしてから洗う方法などがあります。

 

どんな洗い方がいいのか、分からない場合には購入した呉服屋さんに相談するのがいいです。

 

購入した呉服屋さんが閉店してしまった場合など、相談できる所が無くなってしまった時は、百貨店などでも相談にのってくれます。
高島屋では、悉皆コーナーというものが設けられているので、そちらで相談して見てはいかがでしょうか?

まとめ

着物についたシミは、気が付いた場合にはいいのですが、知らずにつけてしまったシミがやっかいなんですよ

私も、久しぶりに着物を出してみたら、長じゅばんが酷いことになっていました。

仕舞うときに手入れが不十分だったからなんですね

中に着るものでも、シミだらけのものは着たくないですからね

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