衣替えをしようと出した服に変なニオイが付いていたり、かび臭かったりしませんでしたか?カビの臭いやすえたようなニオイの原因はどこにあるんでしょう。
また、付いてしまった臭いを簡単に取る方法はあるんでしょうか?わが家で実践して成功した方法があるので、それをご紹介します
衣替えで衣装ケースに入っていた服が臭い原因ってなに?
我が家は鉄筋コンクリート住宅なので冬の結露は凄いんです。
だから、押し入れなどに収納してあるものがかび臭くなってしまうのも仕方がないと諦めていました。
カビの臭いだけでなく衣装ケースにしまってある服って何ともいえないような臭いが付いていることもありました。
かび臭くなってしまう原因
かび臭くなってしまう原因は衣装ケースを収納してある場所にあります。
ほとんどの家で、衣装ケースは押し入れに置いていますよね。押し入れは風通しが悪く特に奥の方になると、コンクリート住宅でなくてもカビの臭いがしませんか?
夏の間は、押し入れを開けて風を通すようにしていても、冬になると少しでも冷気が部屋に入らないようにと閉め切っていると思います。
結露は温度差によって起こります。室内と押し入れの中の温度差で結露してしまい、その結露がプラスチックの衣装ケースの中でも起こってしまうのです。
わが家の場合は、特に酷く滅多に蓋を開けない衣装ケースの服は湿り気を帯びていました。
カビは、水分と栄養となる物があるところに生えます。結露の水分と衣類がある衣装ケースはカビが生える条件を満たしていますよね
カビの臭いはしても収納してあった服にカビが発生している形跡がないと、どこにカビが・・・と探してしまいます。
カビの胞子は目に見えないくらい小さいので、実際には服に付いてしまっているんです。1シーズンではなくもっと長く放置しておくと目に見えてカビが分かるようになりますよ。
衣替えで出した服に変な臭いが付いてしまっている原因
押し入れに置いた衣装ケースとは別に、収納してあった服に油臭いような何とも表現出来ないような臭いが付いてしまうのは、服の汚れが落としきれていないのが原因です。
1シーズン着た服をしまうときには、ちゃんと洗濯したから汚れが残っているなんて思いもしなかった。
ところが、洗濯機で洗っただけでは皮脂汚れや目に見えなかったけど食べ物などが飛んで付いてしまった油汚れなどは落としきれないんです。
収納して有る間に、その脂や油などが酸化してしまい臭いを発生させているんです。臭いだけでなく黄ばみやシミが出来てしまってる場合もありますよ。
また、軽度で普段は気にならない程度のワキガの家族がいると、衣替えの時に分かりますよ。臭いがこもって強烈な臭いになりますから・・・。
3人いる息子の内の1人が、軽度のワキガだったということを衣替えの時に知りました。それも、家を出てからなんですよ。
どういう事かと言いますと、息子たちは年末とお盆に泊まりで帰ってきます。わが家でくつろぐための着替えを用意してあり、1人分ずつ収納ケースで保管してました。
1人の子の収納ケースを開けた時に、凄いニオイがしてビックリしたんですよ。
一緒に暮らしているときには感じなかった、男性特有というか男臭いにおいかなと思ったんですが他の子のはほとんど臭いがないのに、なぜと考えて思いついたのがワキガでした。
ワキガの可能性の一つに耳垢がアメ耳というのがありますよね。アメ耳なのはその子だけなんです。
その凄いニオイも洗濯で落としきれていない汗などの分泌液が酸化したものです。
服に着いた臭いを消す方法って
衣装ケースにしまってあった服に臭いが付いてしまった原因が分かったところで、次はその臭いを消す方法について。
カビ臭と皮脂が酸化した臭いは同じ方法で落とすことができます。
用意する物は、酵素系の漂白剤とお湯です。
酵素系の漂白剤といえば、オキシクリーンが最近では有名ですよね。コストコにいくと大箱で売られているので惜しげなく使えます。
オキシクリーン以外にもワイドハイター粉末、過炭酸ナトリウムの激落ちくんなどがあります。
私がやった方法はロングタイプの衣装ケース1個分なので、お風呂から出てまだ熱いうちに浴槽の半分ぐらいまでお湯を減らしてから酵素系の漂白剤を溶かします。
酵素系の漂白剤が溶けたら、服を入れて浸け置きにします。一晩そのままにして、翌日に洗濯機に移動してから洗剤を入れて普通に洗うだけです。
ちなみに洗濯機で洗うことが出来ない、革製品やウール、絹製品などは入れないでくださいね
そこまで大量には無いという場合の酵素系漂白剤とお湯の目安として、1リットルのお湯(40℃~50℃)に対して10gの酵素系漂白剤を入れてください。この割合はシミを取る割合になりますので、黄ばみなども一緒に消すことができますよ。
時間の目安も、私は大量だったし夜に洗濯機を回したくなかったから一晩漬けておきましたが、2時間くらいで大丈夫です。
ワキガの臭いが付いてしまった服の場合は、使う洗剤は酵素系漂白剤ですが、お湯の温度は熱湯くらいの熱いものを使います。
出来る事なら、煮洗いが一番いいんですけどね。熱湯を使ったり煮洗いしたりできるような繊維の服でないと使えない方法です。
衣替えの服の保管方法
衣替えということは、これまで着ていた服を今度は仕舞わないといけませんよね。
今シーズンはもう着ないと思う服から順に、もう一度洗濯をしてください。規定量の洗剤と酵素系漂白剤を入れてお湯(40℃くらい)で洗い、流しすすぎを2回します。
すすぎが足りないとシミの元になりますからね。
かび臭い衣装ケースは、キレイに拭いてからお日様にあてます。カビを紫外線で殺菌してしまいましょう。
プラスチックケースを長い時間紫外線にさらすのは傷めてしまいますから、2時間ほどにして部屋に入れたら念のためのアルコールでも殺菌しておきましょう。
衣装ケースが乾いてから服を収納するようにしてください。その際にギュウギュウに詰め込まないでゆったりとゆとりをもたせて入れてください。
私は、季節外の布団や客布団などは全て圧縮袋に入れています。収納場所を取らないためだけでなくカビや湿気などからも守ってくれるので、息子たちが急にお泊りすると言い出した時も干さなくても使えるという利点があります。
この圧縮袋の利点を利用しない手はないですよね。シワが気にならないような服はジッパー袋に入れて収納しているんですよ。
ニットやTシャツのようなものは何枚か重ねて空気を抜くとかさ張らないから沢山仕舞えます。
ギュウギュウに詰めないの反対の事を言っていますが、圧縮袋だと湿気やカビとは無縁になるので、空気の層を作る必要がないからなんです。
衣装ケースを収納する押し入れも、一度全部出して押し入れを拭き掃除とアルコール殺菌から風を通して乾燥させます。
押し入れの下の段はカビやすいので、出来る事なら上段に移し更に、衣装ケースの下にスノコを敷いてください。
わが家は、これで衣装ケースのカビ臭から解放されましたよ。押し入れを開けた時に奥まで風が入るように隙間を空けることが大切です。
さいごに
コンクリート住宅は結露とカビとの戦いなんです。あらゆるところにカビが発生してしまうので、どうしたらいいかを日々考えて実践しています。
こんなカビだらけの家で子育てをしていて、子供たちが健康に育ったことが奇跡ですね。
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