ステンレスのシンクがくすんで白くなったということは、水垢がついてしまったからなんですよ。水垢と言えばアルカリ性だから酸性のクエン酸を使えば、落ちるはずですよね。
ところが、数年放置して堆積させた水垢は簡単には落ちませんでした。ちょっと気が短いというかせっかちな性格なので、のんびりとクエン酸湿布をして水垢が解けるというのを待っていられないので、私がいつもやっている方法を試したら、キレイに落とすことが出来ました。
ステンに傷が付いていたのもキレイに成った気がします。ついでにピカピカに仕上げたので気分がとってもいいです。どんな方法をやったのかを写真を撮りましたので参考にしてください。
シンクの水垢がクエン酸で取れなかった
水垢を落とすならクエン酸と言われていますが、頑固にこびり付いた水垢はやはりクエン酸では落ちないようです。
以前に浴室のタイルについた水垢を落とそうとしたときも取れなかったんですが、今回はステンレスなので、もしかしたらと思い試してみました。
クエン酸スプレーを作って、水垢が付いている所に噴霧してからラップをして数分待ってからラップを剥がして、そのラップでステンを擦ってから水で流し乾拭きをしたのが下の写真です。
濡れているときはキレイに成ったかなと思ったけど、乾燥したら何も変わりがありません。
クエン酸以外にもクリームクレンザーやメラミンスポンジなども試してみましたが、全然ダメでした。
水垢というのは、水道水に含まれているミネラル成分のカルシウムやマグネシウムが堆積されてできた物なんです。
食器を洗うときに飛び散った水滴をそのままにしておくと、水だけが蒸発して、カルシウムやマグネシウムだけがその場に残り、同じことが繰り返されて水垢となります。
カルシウムということは石灰質ですよね。それなら削ったらいいんじゃないかと考えまして、爪で乾燥している部分をカリカリとやってみたけど、爪に引っかかるほどの厚みはありませんでした。
シンクの水垢を落とすおすすめの方法とは
爪ではなく、ヤスリで擦ったら取れるんじゃないだろうか?
陶器の汚れ落としに使っている耐水ペーパーで擦ってみたらどうだろうかと試してみることに!
用意した耐水ペーパーは1000番と2000番です。A4サイズの大きさのものを16等分にカットしました。
16等分にしたのは、半分に切って更に半分にしてを繰り返したサイズです。
ステンレスを出来るだけ傷つけないようにするためには、時間がかかってもできるだけ細かい耐水ペーパーがいいんですが、小さなホームセンターでは1000番の次が2000番で、更に細かいのは有りませんでした。
でも、2000番なら目立った傷はできませんでしたよ
耐水ペーパーで水垢を落とす方法
※耐水ペーパーを試す時には、最初に目立たないところでやってみてからにしてくださいね
耐水ペーパーに水をつけて、水垢のある場所を擦ります。ステンレスには目の方向があるので間違えないようにしてください。
下記の画像はステンレスの目がわかるように拡大されています。
横方向に筋がついていますよね。この筋に添って擦れば傷が付いても目立ちません。
目に逆らって縦方向に擦ってしまうと傷がハッキリと分かるようになってしまいますから注意してくださいね。クルクルと円を描くようにするのもダメです。
シンクの場合には長い方向に平行に手を動かすようにすると目に添うようになります。
耐水ペーパーに水気が無くなると傷が付きやすくなるし手が重くなるので、小まめに水をつけるようにしましょう。
また、擦っていて出てくる水が白っぽい場合には水垢が落ちている証ですが、黒い色になってくるとステンレスを擦っている状態になります。
長年使っていて傷が目立っている所も、耐水ペーパーで擦ったら目立たなくなるので、私はステンレスも削っていましたけどね
耐水ペーパーは、水垢の状態で変えてください。できるなら2000番だけでやった方がいいのですが、かなり厚くなっている水垢なら、最初に1000番で擦ってから、同じところを2000番で擦り直して傷を目立たないようにさせてください。
水垢が取れてくると擦っている手が軽くなります。何度か洗い流してふき取り乾拭きまでして、完全にとれたかを確認してください。
取りきってい無いようなら、もう一度同じことを繰り返します。
耐水ペーパーで擦るという労力はかかりますが、徐々にキレイに成っていくシンクを見ていると達成感を味わえますよ
私は夢中になりすぎるので、ある程度の範囲をやったら、次に日に回すなどして一度にやらないようにしています。
シンクの水垢を取ったあとピカピカに仕上げる
ある程度の範囲の水垢が取れたら、その取れた部分だけ仕上げみがきをしておくとステンレスがピカピカになります。
私が使っているのは、仏具のお輪をみがくピカールという金属を磨くものです。
Tシャツなどの捨てるような古着を適当なサイズに切っておいて、それを使って磨きます。
布にピカールを少量とり、磨く範囲に塗り拡げてからステンの目に添って磨き、最後に乾拭きをするとピカピカに光り輝きますよ。
ピカールには灯油系の溶剤が入っていますので、作業中はニオイが気になりますが、磨きこんでしまえばニオイが無くなります。
また、作業中でもニオイがあるのは嫌だなと思われるようでしたら、他にも金属磨きの製品はありますので、探してみてください。
仕上げみがき剤には油分が入っているため水をはじきます。しばらくの間は水垢が付くことがなくなるので、仕上げみがきはやっておいた方がいいですよ。
シンクがピカピカになっていると、普段は洗い物が終わったとき軽く拭くだけだったのが今では乾拭きまでしています。
汚れているときは気にならなかったのが、キレイに成るとそれを維持したくなるからなんでしょうね。
写真では反射してしまってうまくとれませんでしたが、水垢が取れたのだけは分かってもらえるでしょうか
まとめ
耐水ペーパーは金属や陶器などの汚れやさびを落としてくれます。便器についた汚れも落としにも使えるので用意しておくと便利ですよ。
普段は、それほど小まめに掃除をしない代わりに、気になるところがでてくると徹底的にやりだすので他の事がおろそかになってしまします。
でも、シンクがキレイに成ると気持ちがいいので、他は目をつぶります(*^_^*)
コメント