引っ越し資金もたまったところで実家を出て自立のために一人暮らしを始めたい!まずは賃貸住宅探しだけどどのように探せばいいのか、初めての場合にはわかりませんよね
まずは、どこに住みたいのかとか通勤に便利なところとかから探し始めてみましょう。もちろん家賃が払える範囲のところという縛りはあるでしょうけどね
わが家も息子たちがそれぞれ自立のために一人暮らしをしています。その時に失敗したことや学んだことなどを紹介しますので参考にしてください。
社会人が実家を出て一人暮らしする時の部屋探しの流れ
部屋探しは、いきなり不動産屋へいかないで、ある程度自分の希望を固めておいた方がいいんですよ
わが家の長男が部屋探しをしたのは10年も前なんですが、その当時は私がネットに詳しくなかったのでいきなり不動産屋さんに行ってしまい、予備知識のようなものが全然ありませんでした。
だから、不動産屋さんを訪ねたその日に内見をして、部屋の広さや設備をチョロッと見ただけだったんです。後から失敗だったな~と思うことが色々出てきたみたいで、2年目の更新をせずに引っ越しましたから。
3人いる息子たちは、末っ子は最近になっての一人暮らしですが、上の2人は最初に引っ越したところから2年くらいで次に引っ越してます。
最初の失敗を糧にしているので、次の所では結構長く住んでいますよ。
それから、部屋探しって焦らずに時間をかけた方が失敗が最小限に抑えられる気がします。
部屋探しの流れとしては
1.住みたい街や部屋の優先順位をきめる
2.ネットの部屋探しサイトで沢山の物件をみる
3.気に入った部屋、気になる部屋が見つかったら内見を予約
4.しっかり内見して問題ないかチェックする
5.決まったら不動産屋さんで契約
部屋探しをするために自分が何を優先するのかを決める
①家賃
②通勤時間
③近隣の環境
④部屋の広さ
⑤築年数
⑥部屋の設備
等の部屋選びをする際に自分が一番妥協したくないと思うものに優先順位を付けておく。
と言っても一番に優先されるのは家賃ですよね。月々決まって出る固定費は低く抑えておかないと辛いだけですから
例えば、支払える家賃が手取り給与の1/3が無理なく払える範囲と言われていますので、高い家賃は無理と思ったらまずいくらまで払えるのかを計算します。
次に実家を出るからには通勤時間を短縮したいと思いますよね
都心に近付けばそれだけ家賃も上がりますし、安い家賃で通勤時間が短いという条件で探していると築年数が凄く古かったり、環境が悪かったりなんかします。
使える路線も増えてくると思うので、どの路線で行けば早く会社につくのか、またはどの路線で行けばギュウギュウ積めの車内じゃないのかなどを調べるのもいいですよね
このように、自分が重要と思う項目に順位を付けてから、まずはネットの部屋探しサイトで見て下さい。
部屋探しサイトで実際に見たいと思った建物がありましたら、不動産屋さんに内見の予約をして見に行きます。
一人暮らしを始めるための部屋探しのコツ
部屋探しのコツは、とにかくたくさんの部屋をみることです。実際に見に行くのは本当に気になった部屋だけでいいから部屋探しサイトを使ってたくさんみてください。
部屋探しサイトで見る所
部屋探しサイトでは、最初に路線か街で選ぶようになっていますが、どこがいいか分からない場合には会社に行くために使える路線が何路線かあったら全部選びます。そして、街は気になるところなどを数個選んで、家賃の上限や部屋の間取りなど条件を付けて検索すると候補がでてきますから、気になるとこを全部みてください。
とりあえずチェックするのは下記の項目
家賃
管理費
敷金・礼金・保証金
備考欄
違約金
最寄駅
部屋の特徴・設備
築年数・建築構造
家賃と管理費について
家賃が6万で、管理費が3000円となっている物件は、トータルで63,000円が家賃としての固定費になりますから管理費のチェックは忘れないように。
敷金・礼金・保証金について
敷金や礼金が0円というところがあります。敷金と言うのは貸主への預け金になり、退去するときに部屋のクリーニング代を差し引いてから返却されるものです。敷金が0円ということは退去するときにクリーニング代を別途用意しなければいけないということになります。備考欄にクリーニング代が書かれている場合もあります。
保証金というのは敷金が0円になっているところが敷金のかわりに保証金という名目で家主が預かるお金です。
備考欄について
賃貸物件の備考欄に書かれていたものを何件か抜粋してみました。
備考 退去時クリーニング費用32400円 契約事務手数料16200円
備考 保証料 賃料+共益費の50%~ 除菌16200円 鍵21600円 保険指定
その他費用 エアコン清掃費8100円。 初回保証料-総賃料の50% 更新-2年目以降は1万円/年間
その他費用 鍵交換代:21,600円 通常清掃費用(退去時清算):34,560円 室内清掃費用:34,560円
その他費用 鍵交換代:21,600円 通常清掃費用:34,560円※退去時
鍵交換代金とか清掃費などが書かれていたり、エアコンの清掃費や除菌費など物件によって変わったものが入居時に支払うようになっていたりします。もし、気に入って見に行こうと思っている物があるなら、メモして不動産屋さんに詳細を聞けるようにしておきましょう。
違約金について
違約金というのは、更新までの2年間住まずに退去する場合には違約金が発生するということです。違約金が書かれていなければ、途中退去でも余計なお金が取られません。(契約書でも確認しておくように)
最寄駅について
最寄駅からの時間もかかれています。○○駅を使いたいと思っていたけど、近くにも駅があったんだと知れる場合と、最寄駅と言いながら徒歩40分などととんでもないものもありますので、要チェックです。
部屋の特徴・設備について
ワンルームや1Kといえども窓の位置や浴室などの配置がありますので間取りの確認は大切ですよね。その中でもバストイレ別というのは安い家賃だとあまりありません。全然無いということでもありませんが有る場合はかなり古い建物の事が多いかな。
また、エアコンが付いている物件も増えてきましたので、エアコン付は魅力的ですよ。エアコンを引っ越しのたびに持ち歩かなくてもいいし、壊れた時も家主が修理してくれますからね。
あと、私も探してみてビックリしたのが、東京の賃貸ってお風呂が無いとこもあるんです。シャワーだけというのもありました。田舎者には信じられないですが、そのあたりもチェックしてくださいね。
築年数・建築構造
築年数が新しい所はやはり、家賃が高いのである程度の築年数は仕方がないかなと思いますが、築年数40~50年というものがザラにありました。昭和感満載の部屋です。できることなら築年数は30年くらいまでの方が設備的にも使いやすいし安心です。【リフォームで設備を取り換えているなら別ですけどね)
また、建物の構造も音漏れなど他の部屋からの騒音が気になるのなら建築構造は鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC)の建物を選ぶようにするといいです。
これらの項目をたくさんの物件でチェックしていくと自分が住んでみたいと思えるような部屋や街が何となく見えてきますので、ちょっと面倒でも条件をいろいろ変えてみてサイトで探してください。
私の友人で引っ越しが趣味?というくらいの人がいて、その友人にもコツを聞いてみました。
失敗しない部屋探しにかける期間は2~3か月。
気になる部屋が見つかったら、内見したあとも時間帯を変えて周りの環境をチェックしにいく。住宅街だと思っていたら近くに飲み屋があって酔っぱらいが家の前を通るようだとかの確認もしておくといい、駅から家まで歩いてみる。というのも友人に教えてもらったコツです。
一人暮らしの部屋探しで確認しておくチェックポイント
気になる部屋があったら内見をしてじっくり見てみましょう。
その際には、「思ったより広いんだ」とか「築年数ほど古く感じないな」なんてところではなく、もっと重要なところを見てくださいね。
部屋に入る前に建物周辺をよく見る
ゴミ置き場が収集日でもなさそうなのにゴミが放置されているとか、自転車置き場などが乱雑になっていたりなどをチェック。ゴミの出し方や自転車置き場を見ればそこに住んでいる住人がどんな人たちなのかが分かります。ゴミの日でもないのにゴミを出すというルールを守れない人がいるということですから。
また、共有部分の通路に個人の物がいろいろ置かれている場合もルールを守れない人がいる可能性が高いです。トラブル回避のためには避けたいですよね
隣の部屋との間にある壁を叩いてみる
鉄筋コンクリート造りのマンションでも賃貸用に作られた建物は間仕切りの壁がコンクリートじゃないこともあるので、叩いてみると分かります。また、コンクリートで出来ていても薄くて防音効果が半減している場合も!その場合には壁に耳をあて音が聞こえないか確認してください。
最初の内見は休日の昼近くすると、住人が起きて家事をしているくらいの頃ですよね。生活音がどのくらい聞こえるのかのチェックが出来ます。
多少の音ならお互い様ということもありますが、生活音のすべてがお互いに筒抜け状態に聞こえる建物もあるんです。テレビの音や話している内容までは分からないが話し声が聞こえるというのもたまにならいいけど、仕事から疲れて帰ってきて毎日聞かされるとストレスになりますからね。
駅からマンションまで歩いて環境をみる
車で内見に連れて行かれてしまうと駅までの道がどのようになっているのかがわかりません。通勤で毎日通る道って大切ですよ。
長男が最初に契約したマンションは、駅からマンションまでの間に急勾配の坂道があったんです。この坂道が疲れた体にはきつかったと言ってましたから。
マンションの下にコンビニが入っているとか、すぐそばにコンビニがある場合は避けた方がいいです。何故かというと便利なようですが24時間営業のコンビニは常に人や車の出入りがあるということです。夜などはかなり音が響きますよね。安眠妨害です。
コンビニよりも駅近くに遅くまでやっているスーパーがある方が便利ですよ。一人暮らしは節約しないとやっていけなくなるので買い物もスーパーのほうが安く済みます。
1軒見つけただけで、何日も通わなきゃいけないのかとため息つきたくなるでしょうが、これから少なくとも2年は生活するところですから、ストレスにならないように慎重に選ぶためには時間をかけましょう。
また、内見をすると不動産屋さんは早く契約してほしくて、「実は他にも内見された方がいまして・・・」等をいいますが、焦ってその場で返事をしないように!もし本当に他の人が先に契約してしまったとしてもそれは縁が無かったということで次に行くくらいの気持ちでいてください。
私も賃貸関係ではありませんが、営業マンのこの手口で何度焦って契約して失敗したことか( ;´д`)トホホ…
さいごに
一人暮らしを始める第一歩が部屋探しです。いろいろ面倒なことが多いですが、時間をかけてゲームを攻略するくらいの気持ちでやって見て下さい。結構楽しいですよ。
実家に住んでいるときは、子供のころからの慣れというものがあって気にならなかったことも、住まいが変わっただけで些細な音が気になるとか、小さな虫がでて嫌になるなんてことも出て来ます。そうならない為にも下調べは重要です。
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