初節句から何年もたっているのに、お雛様を飾る日に悩まされている人がいるんですよ。
節分をすぎてから、大安の日、雨水、晴天の日、とにかく制約が多すぎですよね。
仕事をしていたら段飾りのお雛様をだすのは休みの日しかできないので、そんな制約があったら出せる日がなくなってしまいます。
では、その制約のいくつかを妥協?無視?したら楽になるのではないでしょうか。
昔からのしきたりだから、そんなことはできないと思うでしょうが、気にしなくてもいいわけを説明します。
お雛様を飾る時期って本当はいつがいいの?
1月が終わろうとするころになると、お雛様をいつ出そうかとカレンダーを見ながら予定を立てますよね
節分が終わってすぐの土日で大安はいつになるのかなと、確認しても家族の予定や天候などでそれがずれると、ズルズルと日延べして気が付くと2月末になってしまった。
これは、親戚のお嫁さんがこぼしていた話です。
仕事をしているから土日にしかお雛様を出すことが出来ないのはわかりますが、大安や天候はそれほど気にしなくてもいいんじゃないのといったらびっくりしていました。
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①お雛様を購入すると、販売先かお雛様の説明書に2月の立春すぎの大安に飾りましょうとあります。
②雨水の日に飾ると良縁に恵まれるとも言われています。
③お雛様は湿気を嫌うから天気の良い日に出しましょうとも言われますよね
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それぞれに気にしなくていいんじゃないのといった理由は上記①から③までの説明をしますね
①の大安にこだわらないでもいい理由
大安は六曜というカレンダーの暦注で、六曜が出来た時代のその日の占いのようなものなんです。
六曜の中でも気にされているのが大安と仏滅と友引くらいですよね
特におめでたいことに対して大安に行うことにこだわっている業界もありますが、普通に暮らしていて六曜を気にしたことってありますか?
大安にこだわるなら、他の先勝や先負、赤口などの日も気にしなきゃいけなくなるよね
初節句なら、少しでも不安材料を無くしてお祝いをしたいと思う気持ちもわかるので、大安を選ぶのもいいと思うんです。
でも、毎年だすお雛様にそこまで気にしていたらストレスがたまる一方なので、少しは妥協しなきゃね
②の雨水の日に飾ると良縁に恵まれるは、二十四節気からきていて、雨水の日から春めいてきて農作業の準備が始まるとされていますが、二十四節気の中に良縁という文字はないんですよ
根拠のない言い伝え。
でも、親になると娘の幸せを願わない人はいませんし、お雛様を飾るのも「子供が健やかに成長しますように」と願ってのことですから、いいと思うものをやりたい気持ちはわかります。
なので、結婚を意識する年齢までは、それほど気にしなくてもいいんじゃないの。
③の天気のいい日じゃなくてもいいという理由は、お雛様はだいたい2週間から1か月くらいだしておきますよね
その間に雨が降ることもあるでしょう。出す時よりも、湿気を気にするのはしまうときですよ。
先日、ツイッターのタイムラインにリツイートで流れてきた話に、お雛様を出す時に太陽の光に当てて厄を落としてから飾るというのがありました。
太陽の光に当てるためなら天気のいい日に出さなきゃいけないですけど、出す時に厄を落とすのも変ですよね
それに、お雛様に紫外線を当てたら色がさめてしまいますよ
大安の日、雨水の日は迷信というかゲン担ぎですよね
仕事と主婦業と育児とにかく忙しいお母さんのストレスが溜まらないように、あれこれ気にせず休日にゆったりとした気持ちでお雛様をだしてほしいです。
お雛様をしまう時期は遅くてもいい?
お雛様を出す時は、制約がいろいろありますが、しまうときは早くしまわないと婚期が遅れるというくらいですよね
これも、迷信だから気にしなくても大丈夫です。
ただし、お天気のいい日だけは気にしてください。
飾ってあった間の埃や湿気などをとるためには、晴天の日に陰干しをしてからしまうようにしましょう。
だから、天候次第では遅れることもしかたがないですよね
お雛様を娘が何歳になるまで出すの?
お雛様をだして、ひな祭りを家族でできるのは、小学生くらいまでですよね
中学生にもなると、お雛様を出すから手伝ってと言っても「面倒だから出さなくてもいい」とかいって逃げちゃいますし、部活で忙しくもなります。
でも、お雛様の為には1年に1回は出してあげて欲しいです。
娘さんも反抗期を過ぎれば、自分のお雛様だという自覚はあるでしょうからまた出すのを手伝ってもくれると思いますよ。
私の親戚や友人たちに聞いても、小学生の間は何とか親子で出していたけど、中学生になったらお雛様を出さない年が多くなったと言っていました。
でも、娘が成人したら逆にお雛様が見たくなったのか自分から飾りつけの日を決めるようになったとも言っていましたよ
だから、数年のブランクはできてしまうでしょうけど、お嫁にいくまでは隔年でもいいから出してあげてくださいね
まとめ
節句などは昔からの風習というか伝承のようなものが多く、言い伝えの中には販売業者が売るために考えたキャッチコピーのようなものもあります。
それさえも、昔からの言い伝えだからと言われてしまうと、気になりますよね
ルーツを調べると、現代に都合のいいように解釈されて伝わっているものもありますから、あまり気にしないでもいいか!という気持ちでいてください。
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