節分と言えば豆まきのことですよね
でも、最近では恵方巻きの方が話題にのぼることが多くなってきた気がします。
元々は関西地方での風習だったようですが、20年前くらいから関東でも食べられるようになってきましたよね
関東では20年くらいの歴史ですから恵方巻きの作り方や食べ方のルールなど知らない人の方が多いと思うんですよ
そこで、恵方巻きに正しい作り方のルールってあるのか?また食べ方は本当に1本食べきらなきゃいけないのかを調べてみました。
恵方巻きの作り方のルールってあるの?
恵方巻きと聞いて想像できるのは、太巻きってことくらいで、中身は販売している所で様々ですよね。ということは、具に関してはルールはないのではないかと思っていました。
まず、巻き寿司にする理由が、福を巻き込むという意味があるそうです。
そして、太巻きのまま切らないのは、福が切れないようにとのことです。
具に関しては、商売繁盛や無病息災を願って7種類の具材を使うのは、七福神に因んだものとされています。
7種類の中には、キュウリは青鬼、にんじんやおぼろ、紅ショウガを赤鬼に見立てて、鬼退治にするという説があります。
他には、カンピョウ、しいたけ、三つ葉、アナゴ、うなぎ、卵焼き、紅サケ、カニ風かまぼこ、高野豆腐、菜の花、漬物などを入れているようです。
豪華な具というより、日常で手に入るものばかりですね
デパートなどの恵方巻きは海鮮巻とかいって凄いのがありますけど、家で作るのは簡単に手に入るものですね
7種類も入れるから太巻きになってしまうのではないかと思うんですよ。
太巻きにする理由の一つに、鬼の金棒に見立てているという説もありました。
恵方巻きの食べ方のルールってきつくない?
食べ方のルールは、その年の恵方(年神様がいる方角)を向いて、目を閉じて無言で太巻き1本を食べきる。
というものですが、太巻きを1本食べ続けるってどんな苦行ですかというくらいきついですよね
何故、こんなルールができたんでしょうか?
この食べ方のルールは、1955年頃に「元祖たこ昌」の社長の山路昌彦さんが海苔の販売戦略の一環で作られたものという説があります。
巻き寿司を食べるというルーツをたどると、節分のころに漬物ができあがるのでそれで、新香巻を作って恵方を向いて食べる習慣があったそうなんです。
この習慣を海苔の販売戦略として、太巻きにして1本丸かじりにさせれば、海苔はたくさん売れますからね
ということで、太巻きを1本食べきらなくてもいいでしょうし、食べやすい大きさに切ってもいいのではないかと思いますよ
恵方巻きのルールを無視してもいいんじゃないの
恵方巻きってすべてが作られたものではなく、大阪では、恵方を向いて巻き寿司を食べる習慣があったそうです。
その習慣とは、その年の年神様がいる方角を向いて、食べきれる大きさの巻き寿司をお祈りをしながら食べる。
巻き寿司そのものも豪華なものをいれるのではなく、普段食べている物を7種彩りよく入れてあったそうなんです。
食べる時も、口では食べているし、頭の中でお祈りをしていますから、しゃべれませんよね
なので、無言で食べるになったようですけど・・・
ということは、現在ルールとして出回っている話は、無視してもいいんではないでしょうか?
ただ、作られた話しだとしても、恵方を向いて年神様にお祈りするというのは子供たちに教えてもいいのではないかと思います。
恵方を向くということの始まりは、陰陽道では、方位神(ほういじん)という方位の吉凶を司る神様を祭っていました。
方位神はそれぞれの神に定められた規則に従って、季節が変わるごとに各方位を移動するとされています。
そしてその、方位神の一人が、その年の福徳を司る「歳徳神(としとくじん)」年神様ですね。
節分は、旧暦の大晦日にあたりますから、新しい年を迎えるにあたって年神様にお祈りをするという習慣は子供たちに受け継いでもらいたいですよね
まとめ
太巻きを食べることに関しては、いまでは、ロールケーキを太巻きに見立てたりして、ルールなんてないも同然になってきていますよね
節分に太巻きを食べるのは関東では習慣が無かったと文句を言う人もいますけど、主婦としては節分は太巻きを作ればいいと献立が決まっているのは助かりますよね
普通に巻き寿司を作って切り分けて、ちょこと恵方の方を向いて一口食べている間だけ無病息災をお祈りすればいいんじゃないですか?
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